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20120528 警察庁「『警察改革の精神』の徹底等に向けた総合的な施策検討委員会」の開催をめぐって

警察庁「『警察改革の精神』の徹底等に向けた総合的な施策検討委員会」の開
催をめぐって

2012年5月28日 宮崎 学

 まずは昨日の朝日新聞を転載する。

止まらぬ警察不祥事
2012年5月26日14時27分 朝日新聞電子版
警察官の不祥事が今年も止まらない。警察庁は不祥事だけを話し合う異例の
委員会を設け、防止策を探り始めた。警察庁によると、今年1~3月に懲戒処
分を受けたのは110人。うち12人が最も重い免職となった。前年の同じ時
期よりそれぞれ18人、4人多い。逮捕された警察官は22人に上り、4月以
降も相次いでいる。
「必ずタマを出せ」。警察庁の一室で7日、金高雅仁官房長(57)が首席監
察官や審議官ら幹部22人に命じた。警察庁が4月末に設けた「『警察改革の
精神』の徹底等に向けた総合的な施策検討委員会」の初会合だ。「タマ」は不
祥事を確実に防ぐ具体策を指す。
不祥事発覚のたび、全国の警察本部に通達や訓示で「再発防止の徹底」を指
示してきたが効果なし。委員の一人は「警察官の犯罪に警察の内外とも驚かな
くなった。この異常事態を何とかしたい」と委員会設置の理由を話す。

当たり前だが、「今年の1月から3月」に「110人が処分されている」という
ことは、毎日1人以上の警察官が必ず懲戒処分を受けているということだ。
警察の内外の誰も驚かない、というのはちょっと面白いが、もちろん4月以
降もどんどん不祥事は発覚しているし、そもそも隠しきれないケースだけを出
しているのだろうから、本当はもっと多いはずである。

しかし、国会で暴対法改定案が審議されようとしている現在、唐突な「不祥
事多発→委員会設置」発表、というのはどうも引っかかる。
「ああ、不祥事が多いんやな」と素直に読めるわけがないのだが、警察庁の
「伝統ある隠蔽体質」に反する情報開示ぶりには、どんな意図があるのだろう
か。

  一方で、「暴力団対策として」警視庁から150人の機動隊が北九州市に派遣
されたことが報じられている。

暴力団対策:機動隊150人、北九州市に特別派遣 /東京
毎日新聞 2012年05月27日 地方版
暴力団犯罪捜査を担当した福岡県警元警部が今年4月に銃撃されるなど、暴
力団情勢が悪化している北九州市に特別派遣される警視庁第5機動隊の出動式
が26日、新宿区であり隊員150人とパトカーなどの捜査車両24台が現地
に向かった。6月上旬まで警戒や検問に当たる。警視庁からの派遣は初。
福岡県警は元警部が指定暴力団工藤会(本部・北九州市)の捜査に長年携わ
っていたことなどから、工藤会が銃撃事件に関与した疑いが強いと判断。既に
殺人未遂容疑などで本部事務所などを家宅捜索している。出動式で永家均隊長
は「相手は暴力団。少しでも福岡の人に安心してもらうんだという気持ちで活
動してほしい」とあいさつした。警察当局によると、銃撃事件発生後、警察官
延べ900人以上が福岡県に派遣されたことになる。【岸達也】

 最近の福岡県警の検問体制は相当問題になっている。
 たとえば
が話題になっているが、捜査員が増員されれば、取り締まりはもっと厳しくな
る。まさに「戒厳令下の世界」だ。
暴対法「改正」以降に予定されていると思われる「戒厳令」のために壮大な
実験が北九州で行われているように思えてくる。
 この動画サイトに「暴力団が悪い」と書き込んでいる者たちは、自分たちも
ターゲットにされる可能性があることに気づいていない。
現在の日本は、危機的な状況にあるのだ。
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